「頭痛は仕方ないもの」と思って、つい我慢していませんか?
実は頭痛は出る場所によって原因が異なり、その多くに肩こりや首の筋肉の緊張が関係しています。
頭痛の出る場所と特徴
頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれ出やすい場所や原因が違います。
• こめかみ周辺の痛み
ストレスや緊張が続いたときに出やすく、締めつけられるような痛みが特徴です。
• 後頭部から首の付け根にかけての痛み
デスクワークやスマホ操作などで首や肩の筋肉が硬くなると、血流が悪くなり、頭痛が出やすくなります。特に「緊張型頭痛」と呼ばれるタイプはこの部分に出やすいです。
• 頭の片側だけのズキズキした痛み
片頭痛の可能性があります。血管の拡張や自律神経の乱れ、ホルモンバランスなどが関係すると言われています。
• おでこや目の奥の痛み
長時間のパソコン作業やスマホの使用による眼精疲労や、副鼻腔炎などが関与しているケースもあります。
肩こりと頭痛の深い関係
肩や首の筋肉は、頭を支える重要な役割を持っています。これらの筋肉が硬くなると、首から頭にかけての血流が悪くなり、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなります。その結果、頭痛として症状が現れるのです。
特にデスクワークやスマホの使用時間が長い方は、無意識のうちに首や肩に負担がかかりやすく、頭痛を引き起こしやすい環境にあります。
接骨院でできるケア
薬で一時的に頭痛を抑えても、原因が肩こりや姿勢の乱れにある場合は再発しやすいものです。
接骨院では、以下のようなケアを行い、頭痛の根本改善を目指します。
• 首や肩の筋肉の緊張を和らげる施術
• 肩甲骨まわりの動きを改善して姿勢を整える
• 日常生活でできるストレッチやセルフケアの指導
自宅でできるセルフケア
頭痛や肩こりを軽減するには、日常生活でのちょっとした工夫が大切です。接骨院での施術と合わせて取り入れることで、改善が早まるケースも多いです。
1. 座り姿勢を意識する
長時間のデスクワークやスマホ操作では、首が前に出て背中が丸まりやすくなります。
仙骨座りに気をつけてお尻にバスタオルやクッションを引き背もたれに深く座って、耳・肩・腰が一直線になるように意識しましょう。
2. 首・肩のストレッチ
• 首をゆっくり横に倒す(左右に15秒ずつ)
• 肩をすくめるように上げてからストンと下ろす(10回程度)
• 肩甲骨を大きく回す運動(前後に5回ずつ)
これらをこまめに行うと、筋肉の緊張が和らぎます。
3. 目を休める
パソコンやスマホを1時間使ったら、1分でも目を閉じて遠くを見る習慣を。眼精疲労からくる頭痛の予防につながります。
4. お風呂で温める
シャワーだけで済ませず、できるだけ湯船に浸かると浮力・水圧・温熱の効果で血流が改善し、首や肩の緊張がやわらぎます。
まとめ
頭痛は「薬で抑えるしかない」と思っている方も多いですが、肩こりや姿勢の改善によって軽減できるケースは少なくありません。
頭痛の出る場所と原因を知り、自分の生活習慣を見直すことが改善の第一歩です。つらい頭痛や肩こりにお悩みの方は、我慢せずにお気軽にご相談ください。