雨の日や、台風が近づいてきている時、関節が痛んだり頭が痛くなったり、そんな経験はありませんか?
今回は、天気が悪い日はなぜ体に不調が出てしまうのかについて説明していきます。
体の不調の理由とされる気圧について
気圧というのは空気による圧力、空気が物を押さえつける力の事を言います。
体もその影響を受けてい空気に押さえつけられています。ではなぜ体は潰されないのでしょうか?
それは外から受けている気圧と同じ力で内から押し返していて力を相殺しているため体は潰されないのです。
天気が悪い日は低気圧、つまり大気の圧力が低い状態になっているので、体にかかる圧力が弱くなります。
ですので空気が体を押しつぶす力が低いということになります。
高い山に登ったり、飛行機に乗った経験がある方はわかるかもしれませんが、標高が高く気圧の低い場所ではお菓子の袋が膨らんだりしますよね?
その原理と同じで、気圧が低ければ人間の体や血管はお菓子の袋のように膨らんでいきます。
気圧が低くなると体はどうなる?
その変化に対応しようと、体は自律神経を活発に動かすようになります。
その過剰な反応が自律神経を乱れさせることで、体調不良の原因になってくるのです。
さらに体や血管が拡張していくと、浮腫(むくみ)が発生し倦怠感やその周りにある神経などを圧迫することで頭痛や関節痛などの症状が出てしまいます。
その圧迫などの影響で、体内から炎症物質であるヒスタミンが分泌され、普段よりも痛みに敏感な状態になっていきます。
対策
規則正しい生活を送る
早寝早起き、朝食を取る、適度な運動、十分な睡眠をとりましょう。
耳周りのマッサージや温める
内耳の血流が良くなることで自律神経の状態が良くなるため。温かい飲み物が入ったペットボトルを耳に当てるなども有効です。
入浴
交感神経の過剰な興奮が抑えられることで痛みへの感受性も弱くなる他、入浴で温めることで痛みへの改善効果があります。
コーヒー、緑茶を飲む
カフェインには利尿効果があり余分な水を流してくれるのでむくみに効きます。
そして開いた血管を収縮させる作用があるので頭痛が和らぐ可能性があります。
飲み過ぎは注意です。
ここで紹介した対策は一部ですが対策を行う事で体の不調を和らげる事はできます。
ただ一人一人の不調や症状の種類は違いますので個人差はありますが日常生活や日頃の心掛けが大切になります。
規則正しい生活リズムを作り、日頃から自律神経を整え低気圧に強い体づくりをしていきましょう!