こんな膝のお悩みはありませんか？

* 階段の上り下りで膝が痛い

* 歩き始めや立ち上がりでズキッとする

* 正座やしゃがむ動作がつらい

* 病院で「年齢のせい」「軟骨がすり減っている」と言われた

* 注射や薬では一時的にしか良くならない

これらは変形性膝関節症の初期〜進行期に多く見られる症状です。
しかし、膝の痛みは「軟骨が減ったから仕方ない」と片づけられるものではありません。

変形性膝関節症とは？

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こる状態です。
中高年の方、特に女性に多くみられます。
ただし臨床現場では、
レントゲンで変形があっても痛みがない方、
変形が軽くても強い痛みが出ている方が多く存在します。
つまり、
 痛みの原因は「軟骨」だけではない
ということです。

膝の痛み・変形性膝関節症の主な原因

① 太もも・お尻の筋力低下
膝は体重を支える関節ですが、衝撃を吸収するのは太ももやお尻の筋肉で。
筋力が低下すると、膝に直接負担がかかりやすくなります。
② 股関節・足首の動きの悪さ
膝は「股関節と足首の中間」にある関節です。
どちらかの動きが悪いと、膝が無理に代償し痛みが出ます。
③ O脚・X脚などのアライメント異常
膝の向きがずれることで、関節の一部にばかり負荷が集中し、
内側または外側の痛み・変形を進めてしまいます。
④ 姿勢・歩き方のクセ
骨盤の歪み、猫背、片足重心、すり足歩行なども、
知らないうちに膝へ負担をかけています。

整骨院でできる膝痛・変形性膝関節症へのアプローチ

1️⃣ 太もも・お尻・ふくらはぎの筋肉バランス調整
2️⃣ 股関節・足首の可動域改善
3️⃣ 骨盤・姿勢の調整
4️⃣ 立ち上がり・歩行動作の指導
膝への負担を局所→全身へ分散させることで、
痛みの軽減と進行予防を目指します。

自宅でできる膝痛セルフケア

① 太もも前を「鍛える前にゆるめる」
太もも前（大腿四頭筋）が硬いと、膝のお皿を引っ張り痛みを助長します。
方法
・イスに座り、太もも前をやさしくさする
・入浴後に1〜2分でOK
※強く押さないことがポイント。

② お尻の筋肉を目覚めさせる
お尻の筋肉（中殿筋）が弱いと、歩行時に膝が内側へ入りやすくなります。
簡単エクササイズ
・横向きに寝て上の脚をゆっくり持ち上げる
・10回×2セット
・痛みが出ない範囲で行う。

③ 冷やす？温める？の判断
* 腫れ・熱感がある → 冷やす（10〜15分）

* 慢性的な痛み・こわばり → 温める

「とりあえず冷やす」は逆効果になることもあります。

 日常生活での予防ポイント

① 立ち上がり・階段動作の見直し
* 立ち上がる時は体を前に倒してから立つ

* 階段は足裏全体で踏む

② 歩き方を少し変える
* 歩幅はやや小さめ

* 片足重心を避ける

* つま先で強く蹴りすぎない

③ サポーター・インソールの使い方
サポーターは「守る」、インソールは「負担を分散する」ための道具です。
頼りすぎず、必要な時に上手に使うことが予防につながります。

まとめ｜膝の痛みは「年齢のせい」だけではありません

変形性膝関節症は、
姿勢・筋肉・動きのクセを整えることで、
痛みを軽減し、進行を抑えることが可能です。
セルフケアは「悪化させないための土台作り」。
専門的なケアで膝に負担をかけている本当の原因を整えることが重要です。
大船エール整骨院では、
膝だけでなく全身バランスから整え、
「歩くのが不安」「階段が怖い」状態からの改善をサポートしています。