こんな症状はありませんか?
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股関節の付け根(鼠径部)がズキッと痛む
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サッカーやランニングで痛みが出る
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ダッシュやキック動作で違和感が強くなる
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休むと少し楽だが、動くと再発する
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病院では「異常なし」「使いすぎ」と言われた
これらに当てはまる方は、**グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)**の可能性があります。
特にサッカー・陸上・バスケットボールなど、方向転換やキック動作の多い競技で多く見られる症状です。
グロインペイン症候群とは?
グロインペイン症候群とは、股関節周囲や下腹部、内ももにかけて起こる慢性的な痛みの総称です。
レントゲンやMRIでは明確な異常が見つからないことも多く、
「原因がはっきりしない痛み」として長引いてしまうケースが少なくありません。
実際には、筋肉・腱・関節・骨盤のバランス異常が複雑に絡み合って発症します。
主な原因と発症メカニズム
① 内もも(内転筋群)の過緊張
キックや切り返し動作が多いと、内転筋に強い牽引ストレスがかかります。
この状態が続くと、腱の付着部に炎症が起こり、痛みが慢性化します。
② 腹筋群とのバランス不良
下腹部の腹筋と内転筋は連動して働きます。
腹筋が弱い、もしくは使えていないと、内転筋に負担が集中しやすくなります。
③ 股関節の可動域低下
股関節が硬いと、本来股関節で吸収すべき動きを、
内ももや下腹部の筋肉が無理に代償するため、痛みが出やすくなります。
④ 骨盤・体幹の不安定性
骨盤が不安定な状態では、走る・蹴る・止まる動作のたびに
鼠径部へ繰り返しストレスがかかります。
なぜグロインペイン症候群は再発しやすいのか?
グロインペイン症候群が再発しやすい最大の理由は、
「痛みが引いた=治った」と判断されやすいことにあります。
この症状は、内転筋や腹筋、股関節まわりの筋・腱・関節にかかる
**力のアンバランス(メカニカルストレス)**によって発症します。
一時的に炎症や痛みが落ち着いても、
✔ 股関節の可動域制限
✔ 骨盤・体幹の不安定性
✔ 走る・蹴る・切り返す動作のクセ
が改善されていなければ、同じ負荷が再び鼠径部に集中します。
また、痛みをかばって動く期間が長くなると、
無意識のうちに左右差のある動き方が定着し、
内転筋や下腹部の一部だけに負担がかかる状態が固定化されてしまいます。
この状態で競技復帰や運動再開をすると、
「少し良くなった→再発」を何度も繰り返すことになります。
さらに、グロインペインは
筋肉・腱・関節・骨盤が連動する“境界領域”の障害であるため、
患部だけを安静にしても、根本的な再発要因は残りやすいのが特徴です。
そのため再発を防ぐには、
痛みのある内ももだけでなく、
股関節の動き・骨盤の安定性・体幹の使い方・動作パターンまで含めて整えることが不可欠です。
整骨院で考えるグロインペインの本質
グロインペイン症候群は、「内ももだけの問題」ではありません。
整骨院では以下の点を総合的に評価します。
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股関節の可動域
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骨盤の安定性
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体幹(腹筋・殿筋)の使い方
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左右の動作バランス
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走り方・蹴り方のクセ
痛みが出ている場所は「結果」であり、
本当の原因は体の使い方や連動不良にあることがほとんどです。
整骨院での施術アプローチ
① 内転筋・腸腰筋・腹筋群の調整
緊張しすぎている筋肉を緩め、正しい筋バランスを取り戻します。
② 股関節・骨盤の可動性改善
股関節の動きを回復させ、鼠径部への負担を分散させます。
③ 体幹・殿筋の再教育
腹圧や骨盤の安定性を高めることで、再発しにくい体を作ります。
④ 動作・フォーム指導
スポーツ動作や日常動作を見直し、痛みを繰り返さない使い方へ導きます。
自宅で気をつけたいポイント
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痛みがある時は無理にストレッチしない
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急な運動再開・全力ダッシュを避ける
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体幹トレーニングは「痛みがない範囲」で行う
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入浴などで筋肉を冷やさない
「我慢して動き続ける」ことが、最も慢性化を招きます。
まとめ|早期対応が競技復帰の鍵
グロインペイン症候群は、
早期に正しい評価とケアを行えば、改善・再発予防が可能な症状です。
「なかなか治らない」「原因が分からない」と悩む前に、
股関節・骨盤・体幹まで含めた全身のバランスを一度見直してみませんか?
大船エール整骨院では、
スポーツ障害としてのグロインペインだけでなく、
再発しにくい体づくりまでをサポートしています。
鼠径部の痛みでお悩みの方は、早めにご相談ください。