こんにちは大船エール整骨院の相田です。
「食後になると胃が重い…」「胸やけがつらい…」そんな症状に悩まされていませんか?
消化器の不調には「機能性ディスペプシア(FD)」や「逆流性食道炎(GERD)」といった疾患が関係している場合があります。ただし、実はこういった内臓系の不調にも「姿勢の悪さ」や「筋肉のこわばり」「自律神経の乱れ」など、体のバランスが深く関係している事も少なくありません。
ぜひ、最後までお読みください!
機能性ディスペプシアとは?(FD)
機能性ディスペプシア(FD)は、胃に明らかな病気(潰瘍や腫瘍など)がないのに、以下の症状が続く状態です。
主な症状)・食後の胃もたれ ・少し食べただけでお腹がいっぱいになる(早期膨満感) ・胃の痛み、むかつき ・吐き気やゲップ
主な原因)・胃の運動機能の低下 ・胃の過敏性(ちょっとした刺激で痛む) ・ストレスや自律神経の乱れ ・ピロリ菌の感染
猫背や骨盤の前傾といった姿勢の乱れは、胃を圧迫しやすくなります。また、背中や肩甲骨周囲の筋肉が緊張すると、胃の働きを調整している神経の伝達が乱れやすくなります。さらに、自律神経のうち副交感神経が優位に働きづらくなることで、胃の運動機能も低下しやすくなります。
逆流性食道炎とは?(GERD)
逆流性食道炎(GERD)は、胃の中の胃酸が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。
主な症状)・胸やけ(ジリジリ、ヒリヒリ) ・酸っぱいものが口まで上がってくる(呑酸) ・喉の違和感、咳 ・食後や横になると悪化しやすい
主な原因)・胃と食道の境目の筋肉(下部食道括約筋)のゆるみ ・胃酸の過剰分泌 ・暴飲暴食、脂っこい食事 ・肥満や妊娠で腹圧が高まっている状態
猫背や前かがみの姿勢は腹圧を高め、胃酸の逆流を促しやすくなります。さらに、みぞおち周囲の筋肉、特に横隔膜や腹直筋が硬くなると、胃が上方向に押し上げられてしまいます。また、胸椎から腰椎にかけての硬さがあると、自律神経の働きが乱れやすくなり、胃の機能にも悪影響を及ぼします。
当院のアプローチ
具体的な施術)・姿勢改善 ・背部、腹部の筋肉のアプローチ ・自律神経の調整を目的とした手技療法(頭蓋、頚椎、胸椎アプローチ) ・食事指導
まとめ
胃の不調は、「内科で診てもらうもの」と思われがちですが、実は姿勢や体の使い方が関係している事も多くあります。
薬で症状を抑えるだけでなく、体の外側から整えていくことで、より根本的な改善が期待できます。
「最近、胃の調子が悪い…」「姿勢の悪さやストレスが気になる…」
そんな方は、是非一度ご相談ください。